今回のブログでは、”ワインディング試験で準備するモデルウィッグってどんなものがいいの?””減点になってしまわないか心配”などと疑問や不安に思う方の悩みを解決する糸口をご案内しています
例えば、学校で習っていても、再度自分で勉強して合格を目指そうという方にとっても、以前習ったことだから忘れちゃったよという方にとっても、美容師国家試験で準備するものを調べて詳しい解説がなかったりするので、”どれを準備していいのか、どんなものが好ましいのかよくわからない””自分で用意するのが不安”という思いになってしまう方もいると思います
今回はワインディングのモデルウィッグについて解説して、自信を持って受験できるお手伝いができればと思っています
このブログでは、私自身が実際にブランクのある方などに対し、実技試験の指導をさせてもらい、合格してもらった時の指導内容などをもとに、解説しています
このブログ内容を参考にしていただいた皆さんが、準備を的確に行うことができ、そこでの減点が無いようにできたら嬉しいなと思っていますので、ぜひ最後まで見ていってください
それでは、今回は”ワインディング試験で使うモデルウィッグ”について解説していきます
ワインディングで使用できるモデルウィッグとは
ワインディング試験で使用できるモデルウィッグは、現在(2021年10月)の受験案内にはこのように記載されています(一部まとめてます)
・作業の目安となる、もしくはその恐れのある植毛、脱毛、染毛、毛髪の切断等による一切の加工又はマーキングがなされていないもの ・第二課題ワインディングでにするモデルウィッグは、課題に適したものを各自で選択すること ・作業の目安とならない毛髪の長さや毛量の調整、薬液処理をしてもよい ・モデルウィッグに課題作成をした痕跡が明らかに残っている場合は、マーキングとみなします
結論ですが、”ワインディングで使用するモデルウィッグは、目印やマーキングがなければ、自分で選んでいい”ということになりますね
ですが、どのようなものが目安であるのかはわかっていた方が良さそうですね
では、解説していきます
作業の目安になる加工やマーキングとは
まずは作業の目安となる加工について解説していきます
作業の目安となる加工について受験案内には以下のように記載がありましたね
・作業の目安となる、もしくはその恐れのある植毛、脱毛、染毛、毛髪の切断等による一切の加工又はマーキングがなされていないもの
ここには加工についてのポイントが明記されているもので5つあります
・植毛
・脱毛
・染毛
・毛髪の切断
・マーキング
植毛について
植毛とは【毛髪を植える】ことです
国家試験用のモデルウィッグは黒色の毛髪であることがほとんどですので
例を挙げると、どこか一箇所を周囲の毛髪の色と異なる色の毛髪を植えている場合には、モデルウィッグのどこであろうとも、その加工を行なった受験生にとって作業の目安になると判断される場合があります
上記のように必要のない植毛については、行わないことが大前提ですが、もし事情があり植毛を行う場合には、モデルウィッグ全体の毛髪の質や色に馴染む方法で行うようにしましょう
脱毛について
モデルウィッグとはいえ、何度も使用していると脱毛をしていきます
これが意図した脱毛でなくても、大小関係なく局所的に脱毛をしている場合には作業の目安と判断される可能性がありますので注意が必要だと思います
もちろん作業の目安になるように意図した脱毛は違反の可能性大です
モデルウィッグの管理には日々十分注意し、大切に扱うことを忘れないようにしていきましょう
染毛について
染毛については植毛と似ています
例を挙げると、どこか一箇所を周囲の毛髪の色と異なる色に染めたり脱色している場合には、モデルウィッグのどこであろうとも、その加工を行なった受験生にとって作業の目安になると判断される場合があります
国家試験で使用するモデルウィッグは黒色であることがほとんどですので、むやみに染めることはおすすめできませんが、事情があるために染める場合には注意が必要ですが、ポイントとしては周囲の色と馴染む色もしくは同じ色で染めるようにするといいでしょう
毛髪の切断について
ポイントは作業の目安になるかどうかですが、具体的にどのような毛髪の切断が作業の目安になるかは決まっていません
ですので、カットしたラインに極端な凹凸がある場合には作業の目安と判断されかねませんので、注意が必要です
購入したのち自分か学校やメーカーでカットすることが通常の流れですが、その後早めに凹凸がないかどうかチェックしましょう
もし直前でその状態が見つかった場合には、カットができるスタイリストさんにお願いをしてみるといいかもしれません
間違っても、目安作りのために自分でカットすることが無いようにしましょう
マーキングについて
マーキングについては、これからの作業がしやすくなるようにマークをつけるということになりますが、ここでは基本的に、モデルウィッグの地肌にペンなどで印をつけている箇所がないか、を確認する項目になります
特にモデルウィッグの顔まわり周辺は入念にチェックしてください
そのほか受験案内にもあるように、第二課題を作成した痕跡がある状態もマーキングとみなされますので、モデルウィッグの準備の際はオールバックにして痕跡を残さないようにしましょう
作業の目安にならない調整や処理とは
受験案内への記載で確認すると
・作業の目安にならない毛髪の長さや毛量の調整、薬液処理をしても良い
となっています
これは以下の内容にまとめてみました
・毛髪の長さはどんな長さでも良い
・毛量調整は、セニングシザーなどで自由にしても良い
・パーマをかけたりするのも自由にして良い
こちらはもちろん、作業の目安にならないようにしないといけません
おさえて欲しいポイントはひとつです
局所的な毛髪の調整とパーマはしない
全体の毛量調整をしたり、全体にパーマをかけたりする分にはいいということになります
調整や処理を行う場合には注意して行いましょう
まとめ
今回はワインディング試験でで使用するモデルウィッグについての解説をしていきました
・作業の目安になるような局所的に行う調整のためのカットやパーマなどは行わない
・作業の目安にならないカットやパーマなどは行っても良い
・ワインディングで使用するモデルウィッグは作業しやすそうなウィッグを選んで良い
・試験に行く際にはオールバックに準備しておく
以上でした
基準が曖昧な点が多いですが、ひとつひとつできる限り解説をしていきますので、今後ともよろしくお願いします
参考にしていただけると嬉しいです!最後までご覧いただきありがとうございました!
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