美容カッティング試験・仕上がり状態について解説

今回の内容は、”カットで減点になる基準ってどの程度なの?試験で採点されたウィッグが減点になってないか心配”などと疑問や不安に思う方の悩みを解決する糸口をご案内しています

例えば、現在学校で習っている方や、再度自分で勉強して合格を目指そうという方、以前習ったことだから忘れちゃったよという方にとっても、美容師実技試験の審査マニュアルを調べて詳しい解説がなかったりするので、”どの程度までの完成度を習得しておけばいいのかわからない・もう少し具体的に審査される基準を理解したい・この完成度で合格するのか不安”という思いになってしまう方もいると思います

今回は美容のカッティング試験の審査マニュアル内に記載されている仕上がり状態について解説して、自信を持って受験できるお手伝いができればと思っています

このブログでは、私自身が実際にブランクのある方などに対し、実技試験の指導をさせてもらい、合格してもらった時の指導内容などをもとに、解説しています

このブログ内容を参考にしていただいた皆さんが、試験本番で自信を持って技術を行うことができ、そこでの減点が無いようにできたら嬉しいなと思っていますので、ぜひ最後まで見ていってください

それでは、美容のカッティング試験の審査マニュアル内に記載されている仕上がり状態について解説していきます

仕上がり状態について解説

2021年11月現在のカッティング試験審査マニュアルには、仕上がり状態について以下のように記載されています

審査番号4 仕上がり状態
【ポイント】
☆ 未完成部分の有無及び仕上がり状態について審査します。
【×の対象】
4-(1) 明白な切り残しの毛髪がある。(50点)
4-(2) モデルウイッグの顔面拭き取りが不十分なため、毛髪や水滴が付着している。(10点)
4-(3) ダックカールクリップが除去されていない。(10点)
【留意事項】
○ ダックカールクリップが頭髪に残っていた場合の審査は審査項目4-(3)で「×」とし、ダックカールクリップを外したりせず、審査ができる範囲で審査を行い、確認が できない箇所の審査項目は該当する審査項目で「×」とします。

ここでの審査は、黄色のアンダーラインに該当する、未完成であると判断できるような仕上がりの時などに減点されてしまいます

ですが、その判断の基準は万人が統一して認識できる内容ではない審査マニュアルのもとで判断されることが前提としてありますが、できるかぎりご理解いただけるよう解説していきたいと思います

それでは解説していきます

明白な切り残しの毛髪について

4-(1) 明白な切り残しの毛髪がある(50点)

こちらの項目は、明らかに切っていない毛髪がある場合に減点になると理解していいと思います

一度もハサミを入れてカットしていない毛髪と思われるくらい、長い毛髪があった場合に減点ということです

国家試験のカットの規定の長さは前髪は6センチ、その他は10センチを基準に審査しますので、

明白な切り残しとは、規定の長さをゆうに超えた長さと認識してください

未完成の状態は必ず減点になると思っていいと思います

モデルウイッグへの毛髪や水滴の付着について

モデルウイッグの顔面拭き取りが不十分なため、毛髪や水滴が付着している。(10点)

こちらの項目は、1分間の顔面拭き取り作業の後に、顔面に相当程度の毛髪や水滴がついていた場合に減点されます

相当程度の基準については曖昧ですので、審査員の判断に委ねられますが、

目を凝らさないと見えないような毛髪は別として、モデルウィッグの顔面に毛髪が付着していることが容易にわかるくらいの状態では、減点は免れないでしょう

ダックカールクリップの除去について

ダックカールクリップが除去されていない。(10点)

こちらの項目は、モデルウィッグの毛髪にダックカールクリップがついたままになっている場合に減点になります

外れていれば減点はありません

最後に取り外されているかを確認しましょう

まとめ

カッティング試験では、毎年基準変更の可能性がありますが、70点ほどいっていれば合格の基準に達することができます

そう考えると、明白な切り残しだけは避けておきたいポイントになりますね!

最後まで見ていただきありがとうございました!

今回の内容も参考になれば嬉しいです!

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