今回のブログでは、”ワインディング試験で準備するロッドってどんなものがいいの?””減点になってしまわないか心配”などと疑問や不安に思う方の悩みを解決する糸口をご案内しています
例えば、学校で習っていても、再度自分で勉強して合格を目指そうという方にとっても、以前習ったことだから忘れちゃったよという方にとっても、美容師国家試験で準備するものを調べて詳しい解説がなかったりするので、”どれを準備していいのか、どんなものが好ましいのかよくわからない””自分で用意するのが不安”という思いになってしまう方もいると思います
今回はワインディング試験で使うロッドについて解説して、自信を持って受験できるお手伝いができればと思っています
このブログでは、私自身が実際にブランクのある方などに対し、実技試験の指導をさせてもらい、合格してもらった時の指導内容などをもとに、解説しています
このブログ内容を参考にしていただいた皆さんが、準備を的確に行うことができ、そこでの減点が無いようにできたら嬉しいなと思っていますので、ぜひ最後まで見ていってください
それでは、今回は”ワインディング試験で使うロッド”について解説していきます
ロッドについて解説
ワインディング試験で使用できるロッドは、現在(2021年10月)の受験案内にはこのように記載されています(一部まとめています)
・表面に特殊な加工がされていないもの ・太さは10mmから13mm及び13.5mmまでの異なる4種類とし、ベースの幅を考慮してショートロッドを含めること ・ロッドの種類ごとの数量は、モデルウィッグの形状を考慮して適切な必要数を用意すること
以上がロッドを準備するにあたって2021年10月現在記載されていることです
それでは、解説をしていきます
ロッドへの特殊な加工について
ロッドへの特殊な加工についてですが、例を挙げると、ロッドへ故意にペンで目印をつけたり、ヤスリで傷をつけて滑りにくくしたりする加工がその特殊な加工にあたります
ロッド自体には施術を行いやすいようにあらかじめ隙間だったり凹凸だったりの加工がされていることがほとんどですが、なぜあらかじめ加工が入っているかというと、毛髪を巻き込むのを容易に行えるようにしたり、薬液の浸透をスムーズに行えるようにしたりするためです
このあらかじめ加工されているものについては審査では減点になる可能性はほぼないと思っていいかと思います
10mmから13mmの太さのロッドを用意する
ワインディング試験は、3種類以上のロッドを巻かないと減点になってしまう項目がある試験ですので3種類以上のロッドを用意しましょう
ただし、ほとんどの美容学校で配布されるロッドは、10mm、11mm、12mm、13㎜、以上4種類のロッドが配布されます
そして全国の美容学校では、この4種類のロッドをほぼ同じ配列と本数で巻いていますので、視聴者のみなさまも4種類のロッドを用意して、周りと同じ配列と本数で巻くようにしていくことをおすすめします
配列と本数については、別途解説をしていきます

以下の審査マニュアル抜粋をご覧ください
審査番号6 ロッドの種類と配列 【ポイント】 ☆ ロッドの種類と配列を審査します。 【×の対象】 6-(1) フロントの巻き始め、サイド及びネープのいずれかにショートロッドが使用さ れていない。(30点) 6-(2) ロッドの種類と配列(30点) 次のいずれかに該当する場合 ● センターに使用されたロッドの太さが3種類以下である。 ● サイドに使用されたロッドの太さが1種類である。 ● センターの巻き始めからネープに向けて太いロッドから細いロッドへと順番 に巻き収められていない。 ● サイドのロッドが、下方向に太いロッドから細いロッドへと順番に巻き収め られていない。
上記記載のアンダーラインを見ると、3種類の太さは最低でも用意する必要があることがわかりますね
4種類を準備しておけば大丈夫ですので安心です
ロッドはショートロッドを含めた4種類の太さを50本から55本程度準備する
ロッドの準備数は適量で自身が判断する必要数を用意するとなっています
ロッドはショートロッドを含めた4種類の太さを50本から55本程度と予備を数本用意しましょう
2021年10月現在、ワインディングの本数に関する記載が受験案内の技術の条件へ以下のようにあります
・使用するロッドの本数はショートロッドを含め50本以上55本以内とする
全国の美容学校で教えている配列と本数が50本から55本で巻かれていますので、それと同じように巻くために準備すれば規定通りに巻けますので、審査の面でも周囲と馴染む面でも国家試験での課題をクリアしているといえます


まとめ
ロッドの準備について解説をまとめていきます
・用意したロッドへ故意に加工をしない
・ショートロッドを含めて10mmから13mm4種類のロッドを用意する
・50本から55本準備をする
ワインディング用ロッドの準備数については、どのロッドをどこに何本巻くかで各自準備する本数や種類が変わってくることがわかりました
配列については改めて解説をしますのでお待ちください
今回の内容も参考にしていただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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