今回から実技試験の際の流れなどについて詳しく解説していきたいと思います
実技試験の流れ
毎回、受験案内に記載されていますが、実技試験の流れは2021年10月現在以下のようになっています
- 第一課題 モデルウィッグの審査
- カッティングの準備【7分間】
- カッティング試験【20分間】
- モデルウィッグの顔面拭き取り【1分間】
- 仕上がり審査
- 第二課題 モデルウィッグの審査
- 第二課題の準備【7分間】
- 第二課題試験
- モデルウィッグの顔面拭き取り【1分間】
- 仕上がり審査
実技試験の流れは現在以上のようになっています
次からは、上記流れの1から順番に解説をしていきたいと思います
1.第一課題 モデルウィッグの審査について
ここでは、あらかじめ指定されたモデルウィッグを机の上に出して審査を受けます
試験に使用できるモデルウィッグはあらかじめ決まっており、受験案内にて毎回告知してます
試験の際に標準仕様以外のモデルウィッグを使用しているか、ウィッグに加工を施している場合は、”第一課題 モデルウィッグの審査”の際に、減点になってしまいますので、
ご自身で判断して購入しても大丈夫ですが、通っている美容学校から購入して用意する方が安心だと思います
2.カッティングの準備【7分間】について
こちらは、題名にもあるように
7分間で第一課題”カッティング試験”の準備をします、準備物については以下をご覧ください
- モデルウィッグ用取り付け金具
- 器具皿
- スプレイヤー
- 除菌用ウェットティシュ
- 敷物(ビニール製)
- 雑巾
- 汚物入用透明ビニール袋
- 救急ばんそうこう
- モデルウィッグ
- カッティングシザーズ
- コーム
- ダックカールクリップ
- 乾燥タオル
第一課題は以上になります
3.カッティング試験について
ここでは、モデルウィッグを20分間で規定のスタイルにカットしていきます
解説については別途行いますが、カッティング試験で重要なポイントは以下にまとめました
・4つのポイントを規定の長さから±2㎝以内にカットする
・審査されるつながりの部分で±2㎝以上の切り残しが無いようにカットする
この2点を抑えてカットしましょう
4.モデルウィッグの顔面拭き取りについて
この作業は1分間で、モデルウィッグにの顔についた毛髪や水滴を乾燥タオルで拭き取る作業をメインで行う時間です
そのほか、机の上の状態を確認し整理したりする時間でもあります
ここでのポイントを以下にまとめました
・モデルウィッグの顔面から毛髪と水滴を乾燥タオルで拭き取る
・手を切ってしまっている場合には、モデルウィッグと器具皿、器具皿の中にある用具に血液が付着していないか確認し、付着している場合には除菌用ウェットティッシュで拭き取る
・机の上の用具類の収納状況を確認して、収納できていない場合は収納する
以上3点をよく確認しておきましょう
5.仕上がり審査について
先ほどカットしたモデルウィッグを審査員に審査される項目になりますが、目の前で審査されることはないかと思います
6.第二課題モデルウィッグの審査について
第二課題は毎回内容が決まってなく、ワインディングかオールウェーブセッティングのどちらかが行われます
第二課題で使用するモデルウィッグは受験案内や審査マニュアルに記載されている禁止事項に規定されていないウィッグであれば、どのようなウィッグを使用しても問題ありません
カットウィッグのように細かく指定されたものではないということです
調べると第二課題で使用するモデルウィッグをメーカーから専用のものを販売しています
こちらは技術の行いやすさの面から見て、第二課題で使用するモデルウィッグを購入する際は、専用として販売されているモデルウィッグを購入する方が無難だと思います
7.第二課題の準備【7分間】
第二課題で準備する用具類はワインディングとオールウェーブセッティングの2種類あります
準備物は以下の通りです
ワインディング試験の場合の準備
- モデルウィッグ用取付金具
- 器具皿
- スプレイヤー
- 除菌用ウェットティッシュ
- 敷物(ビニール製)
- 雑巾
- 汚物入用透明ビニール袋
- 救急ばんそうこう
- モデルウィッグ
- ロッド
- ロッドケース
- ワインディング用ペーパー
- 輪ゴム
- コーム
- 乾燥タオル
以上を準備するようになります
オールウェーブセッティング試験の準備物
- モデルウィッグ用取付金具
- 器具皿
- スプレイヤー
- 除菌用ウェットティッシュ
- 敷物(ビニール製)
- 雑巾
- 汚物入用透明ビニール袋
- 救急ばんそうこう
- モデルウィッグ
- ボビーピン(アメリカピン)
- オニピン
- ピン皿
- コーム
- セットローション
- シングルピンまたはダブルピン
- 乾燥タオル
以上を準備するようになります
たくさん準備するものがありますね
準備するものによっては、規定外のものを準備してしまう可能性がありますので、
それについては改めて第一課題の準備物から順番に詳しく解説していきたいと思います。
8.第二課題試験
第二課題は2つありましたが、時間がそれぞれ違います
ワインディング試験は20分間で
オールウェーブセッティング試験は25分間で2021年現在設定されています
こちらの審査のポイントは、別途解説をしていきます
9.10.について
こちらは第一課題と基本同じ内容ですので、ポイントを抑えて試験に臨みましょう
まとめ
ここまでが国家試験の実技です
細かい注意点については、今後解説していきますので楽しみにしていてください
理容師美容師試験研修センターのホームページで詳しい内容を見てもよくわからないことがあるんじゃないかなと思います
今回も、再度国家試験にチャレンジしている方や、これから国家試験に挑もうとしている方にとって受験案内に書かれていることを解説していき、勉強になる内容であればいいなと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました!本日の内容も参考になれば嬉しいです!
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