美容師実技試験 作業衣について解説

このブログでは、”美容師実技試験で準備するものってどんなものがいいの?”などと疑問に思う方の悩みを解決する糸口をご案内しています

例えば、学校で習っていても、これから自分で勉強して合格を目指そうという方にとっても、美容師国家試験で準備するものを調べて詳しい解説がなかったりするので、”どれを準備していいのか、どんなものが好ましいのかよくわからない””自分で用意するのが不安”という思いになってしまう方もいると思います

今回も準備物について解説して、自信を持って受験できるお手伝いができればと思っています

私自身が実際にブランクのある方などに対し、実技試験の指導をさせてもらい、合格してもらった時の指導内容などをもとに、これからもブログを更新していこうと思います

そして、このブログ内容を参考にしていただいた皆さんが、準備を的確に行うことができ、そこでの減点が無いようにしていきたいと思います

それでは、今回は”作業衣”について解説していきます

作業衣について解説

現在の受験案内にはこのように記載されています 受験案内記載箇所(試験研修センター)

白色または淡色のもので上半身の衣服全体を覆うもの

では次からポイントを解説していきたいと思います

白色の作業衣が大多数

美容師実技試験では、ほとんどの美容学校が”白色の作業衣”を着用していることが多いため、受験する際はワンポイントなどの装飾がない作業衣を購入してもらえればと思います

学校名や店名た氏名が名入れしてある作業衣も減点になりますので確認しておきましょう

襟元や袖の長さに要注意

作業衣は、身近で購入できるお店は少なく、ユニフォーム専門の業者さんから購入したり、ネットで「白衣」と検索して購入したりするのがおすすめです

「白衣」と検索するとナース服等が主に検索結果に表示されますが、ナース服の中で規定に合うものを購入しておけば作業衣と判断されるため、問題ないでしょう

ただし、受験案内や審査マニュアルにあるように、上半身の衣服全体を覆っている必要がありますので、購入する作業衣の襟元や袖から、着用している衣服が出ないようにする必要があります

以下は、審査マニュアル(2021年10月現在)の抜粋です

審査番号 5 作業衣の着用状態(30点)
作業衣は、作業に伴い毛髪等が衣服に付着することを防ぐため着用しますが、機能を発揮 させるためには正しく着用する必要があります。
【遵守事項】
○ 作業衣は清潔なものであること。
○ 毛髪等が上半身の衣服に付着しないよう正しく着用すること。
○ 作業衣からサポーターや包帯等を露出させないこと。ただし、治療等の特別な理由に
より、これによることができない場合は、衛生実技試験委員が手指の審査をする際に申 し出ること。
【ポイント】
○ 作業衣の着用状態を審査します。
【審査対象】
● 作業衣を着用していない場合
● 作業衣の色又は型が規格不適合の場合
● ボタンのかけ忘れ等により上半身の衣服が相当程度露出している場合 
● 作業衣からサポーターや包帯が相当程度露出している場合
● 著しく汚れた作業衣を着用している場合
【留意事項】
☆ 「著しく汚れた」とは、汚れを顕著に確認できる程度のものとし、洗濯しても落ちな
い薬液等によるシミ及び準備作業による汚れは審査対象としないでください。
☆ サポーターや包帯の装着が治療目的によるもので、作業衣から露出する場合は、事
前に申し出ることとしており、申し出があった場合は、審査対象とはしません。
☆ ワイシャツやブラウス等、明らかに作業衣でない着衣で作業をしている場合は、白
色であっても作業衣の不備とします。

ボタンのかけ忘れ等により上半身の衣服が相当程度露出している場合”と記載があるため、作業衣から中に着用しているシャツなどが相当程度露出していた場合、減点されます

ですが、相当程度の露出がどの程度なのか残念ながら具体的ではありませんので袖や襟元から衣服が出ないような作業衣を選びましょう

美容学校で購入する作業衣は年間を通して着用する学校が多いため、試験では長袖の作業衣を着用している受験生はほぼいないと思っていいかと思いますので、半袖の作業衣を購入する方がいいでしょう

あまり長い袖の衣服を着用した上から、作業衣を着用するのは相当程度の露出に値してしまう可能性がありますので、作業衣の袖から衣服が出ないように注意しましょう

裾の長さに注意

以下の審査項目でも記載がありますが、あまり長い作業衣を着用すると、しゃがんだ際、床に裾がついてしまうことがあり、それが減点になる可能性があります

審査番号 6 衣服の作業適性(10点)
衣服は、清潔で作業をしやすく、衛生面に配慮されたものを着用することとしています。
【遵守事項】
○ 衣服は清潔で作業をしやすいものであること。
○ ズボンは、大きな破れ又は裂け目のないものであること。
○ ズボン又はスカートの丈は、裾が床面に接触しないもので、かつ、膝が露出しないも
のであること。
【ポイント】
○ 着用している衣服の形状及び衛生状態を審査します。
【審査対象】
● 足の動きを制限する程度のタイトスカートを着用している場合
● 著しく汚れた衣服を着用している場合
● 下着や身体に毛髪が付着するおそれがある大きな破れ又は裂け目のあるズボンを着
用している場合
● ズボン又はスカートの丈が短いため、膝が露出している場合 
● 着用している衣服の裾が頻繁に床面接触をしている場合
【留意事項】
☆ 「著しく汚れた」とは、明らかに洗濯をしていないため、汚れが顕著に目立つ程度の
ものをいいます。

上記アンダーラインにもあるように”着用している衣服の裾が頻繁に床面接触をしている場合”には、注意が必要ですので、腰よりも下に作業衣の裾がある場合にはしゃがんで作業する際には裾が床につかないように注意しましょう

まとめ

作業衣を用意する際の重要なポイントをおさらいしましょう

・白色のもの

・ワンポイントや装飾がない無地のもの

・半袖のもの

・襟元から中に着ている衣服が出ないもの

解説は以上になります

準備した作業衣を着た時に、中に着ている服が作業衣から出ていないように注意して試験に向かいましょう

最後まで見ていただきありがとうございます!参考になれば嬉しいです!

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