今回の内容は、”カットで減点になる基準ってどの程度なの?試験で採点されたウィッグが減点になってないか心配”などと疑問や不安に思う方の悩みを解決する糸口をご案内しています
例えば、現在学校で習っている方や、再度自分で勉強して合格を目指そうという方、以前習ったことだから忘れちゃったよという方にとっても、美容師実技試験の審査マニュアルを調べて詳しい解説がなかったりするので、”どの程度までの完成度を習得しておけばいいのかわからない・もう少し具体的に審査される基準を理解したい・この完成度で合格するのか不安”という思いになってしまう方もいると思います
今回は美容のカッティング試験の審査マニュアル内に記載されている毛髪の長さについて解説して、自信を持って受験できるお手伝いができればと思っています
このブログでは、私自身が実際にブランクのある方などに対し、実技試験の指導をさせてもらい、合格してもらった時の指導内容などをもとに、解説しています
このブログ内容を参考にしていただいた皆さんが、試験本番で自信を持って技術を行うことができ、そこでの減点が無いようにできたら嬉しいなと思っていますので、ぜひ最後まで見ていってください
それでは、美容のカッティング試験の審査マニュアル内に記載されている毛髪の長さについて解説していきます
毛髪の長さについて解説
2021年11月現在のカッティング試験審査マニュアルには毛髪の長さについて以下のように記載されています
審査番号5 毛髪の長さ(50点) 【ポイント】 ☆ スタイル構成の要となるフロント、もみあげ及びネープの毛髪の長さが許容範囲内であることを確認します。 【×の対象】 次のいずれかに該当する場合 ● フロントの長さが6cmより2cm以上過不足している。 ● もみあげの長さが10cmより2cm以上過不足している。 ● ネープの長さが10cmより2cm以上過不足している。 【留意事項】 ○ 計測は、毛髪の長さが明らかに許容範囲を超えていると思われる場合のみ実施します。
ここでの審査は、決まった箇所の毛髪の長さが規定の長さよりも2センチ以上長かったり、短かったりしていないかどうかを審査される項目です
それでは、上記黄色のマーカーで記した箇所を解説していきたいと思います
計測ポイントは全部で4つ
美容師国家試験のカッティング試験で計測される場合の計測ポイントは、フロント、左右のもみあげ、ネープの以上4つのポイントです
各ポイントにおいての規定の長さと合格範囲の長さについて以下にまとめてみました
計測ポイント | 規定の長さ | 合格範囲の長さ |
フロント | 6センチ | 4〜8センチ |
左もみあげ | 10センチ | 8〜12センチ |
右もみあげ | 10センチ | 8〜12センチ |
ネープ | 10センチ | 8〜12センチ |
減点にならない長さは、規定の長さよりも2センチ以上長いか短いかですので、各ポイントで合格の範囲は4センチの間であれば大丈夫です
国家試験ではメモリ付きのコームを持参していいので、間違えて切ることがなければ問題なくクリアできそうですね
また、計測されるのは、明らかに規定の長さから2センチ以上過不足があると判断された場合ですが、国家試験では長さを間違えてカットしてしまう受験生はほとんどいないと思いますので、2センチ長さが違うモデルウィッグはチェックされてしまうかもしれませんので、計測ポイントのカットは慎重にいきましょう!
まとめ
今回は、計測ポイントの長さの審査について解説していきました
ここで減点されてしまうと50点の減点になってしまいますので、慎重に切っていきましょう
今回の内容も参考になれば嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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