これから自分で勉強して合格を目指そうという方にとっては、美容師国家試験で準備するものを調べても、詳しい解説がなかったりするので、”どれを準備していいのか、どんなものが好ましいのかよくわからない”という思いになってしまいますよね
そこで、準備物などについてできる限りわかりやすく解説して、自信を持って受験していただけるお手伝いができればと思っています
私自身が実際にブランクのある方などに対し、実技試験の指導をさせていただいて合格した際の指導内容などをもとに、ブログを更新していこうと思います
そして今回の内容を参考にしていただいた皆さんが、準備を的確に行うことができ、そこでの減点が無いようにしていきたいと思います
そこで今回は、前回の続きで”第一課題の準備物”について解説していきます
第一課題”カッティング”の準備について
カッティング試験の準備物については、現在以下のようになっております
- モデルウィッグ用取り付け金具
- 器具皿
- スプレイヤー
- 除菌用ウェットティシュ
- 敷物（ビニール製）
- 雑巾
- 汚物入用透明ビニール袋
- 救急ばんそうこう
- モデルウィッグ
- カッティングシザーズ
- コーム
- ダックカールクリップ
- 乾燥タオル
それでは”モデルウィッグ用取り付け金具”から順に解説していきたいと思います
モデルウィッグ用取り付け金具について
第４４回の受験案内にはこのように記載されています 受験案内記載箇所（試験研修センター）
- 準備数 １個
- 作業机に取り付け可能なもので、モデルウィッグの高さが不足する場合は、ジョイントを使用すること
となっております
まず、モデルウィッグ用取り付け金具とは、通称”クランプ”と呼ぶことがほとんどです。
ですので、美容の商材を取り扱っている商材屋さんにクランプの取り扱いがあるのかを確認するといいと思います
準備数について抑えておきたいポイント
次に”準備数”についてですが、クランプについては１つあれば十分だと思います
ただし、使用前の点検や日々のメンテナンスは行ってください
それと、表示されている準備数は、全ての準備物に共通して、”準備しなければならない最低限の数”となります
最低限の数が準備されていない場合は、減点になってしまいますので注意が必要です
作業机に取り付け可能なクランプとは
次に”作業机に取り付け可能なもの”についてです
これについては、商材屋さんに”クランプ”を注文すれば、その商品はほとんど”作業机に取り付け可能なもの”に該当します
ご注意いただきたいのは、同じ種類の商材に”スタンドクランプ”というものがありますが、こちらは床に直で立てて使うものですので、机には取り付け不可能なものがほとんどですから、気をつけてください
高さ調整ができるクランプを購入しましょう
また、”モデルウィッグの高さが不足する場合は、ジョイントを使用すること”となっていますが、こちらも商材屋さんで手に入るクランプのほとんどが、高さ調整ができるものになっていますので、大丈夫だと思います
ですが、まれに高さ調整ができない商材を取り扱っている場合がありますので、念の為”高さ調整ができるクランプ”を注文すると安心でしょう
先割れクランプがお勧めの理由
ちなみに、クランプの色や形状など様々ですが、どんな色でもどんな形状でも問題ありませんが
おすすめは、クランプの上部にウィッグと接続する箇所がありますが
そこが先割れしているクランプが何種類かありますので、そちらを購入することをお勧めします
なぜかというと、次のリンクに記載されていますが、理美容試験センター審査マニュアル
こちらのリンク内にある、”衛生実技試験審査マニュアル”内の現在は１５ページに”モデルウィッグの取り扱い（２０点）”と記載があるからです
万が一クランプに取り付けたウィッグが抜けてしまった場合、ウィッグは床に落下してしまう可能性があります
先割れクランプはそれを未然に防いでくれる確率が非常に高い商材だからです
先が割れていることで、クランプの先にあるネジを回すと先割れ部分がどんどん開いていきます
その効果が、ウィッグを抜けにくくさせるため、お勧めしております
今回のまとめ
国家試験でできるだけ失敗をしないために、どんなクランプを用意するかというのが今回のポイントでしたね
クランプのポイント
- クランプは最低１つで良い
- 机に取り付けできるクランプ
- 高さ調整ができるクランプ
- 先割れクランプがお勧め
次回も、第一課題カッティングの準備についてを引き続き解説していきます
今回の内容も参考になったら嬉しいです！ありがとうございました
コメント